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【1】
 マウナ「…随分とご機嫌ですね」
ハウリア「…終わったら久しぶりにナーショと過ごしてやろうってな。今年で5つだ。あれは良い娘だ。大きくなったらきっと―大きくなる

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【2】
  ジム「…ナーショがいなくなった。どこにもいない。向うに伝えてくれ」
 マウナ「………『豆がなくなった。倉庫にもない』。これ伝えてください」
  カイ「…聞いたか。『豆がなくなった。倉庫にもない』そうだ」
ハウリア「何?!それはどういう事だ!

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【3】
 マウナ「…『心当たりがあるとすれば林の辺りだ。』これ伝えてください」
ハウリア「…どこに持ち去られたのか、心当たりはないか?」
  カイ「…『心当たりがあるとすればアフリカ辺りだ』」
ハウリア「何でそんな所にあるんだよ!いつの間に輸出した!?」

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【4】
  カイ「…何者かに攫われたって事はないか」
ハウリア「…やめてくれ。ナーショを攫ってどうしようってんだよ」
ベニヘカ「…とっ捕まえて食うんだよ」
ハウリア「ナーショを豚みたいに言うんじゃねぇ!

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【5】
  ウメ「みなさん、おはようございます」
 アリナ「…それはまだ未対応だった。『こんにちは』でお願いできますか」
  ウメ「ええ?どうして?…みなさん、こんにちは」
  レイ「こんにちは」
  ミキ「こんにちは」
  ウメ「あら、初めてじゃない?挨拶を返してくれたの!嬉しいわ!

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【6】
  ウメ「だから今日はね、味噌の作り方、覚えてもらおうと思って」
  ミキ「…ミソ」
 アリナ「はい、ざわざわしない。そういう調味料らしいの。臭いの」
  ウメ「彼女にもね、随分前に作り方を教えてね。一年前かしら。いい感じに熟成してもう頂けるかしらね。今度開けてみましょう

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【7】
  レイ「…彼らはカビを食べる」
  ミキ「…食べるのだカビを彼らは」
 アリナ「余計ざわついてます」
  ウメ「これなんだけど。これを樽に詰めて。じっくりと寝かせる」
  ミキ「…カビ……い、い…、『いただきます』!」
  ウメ「違うの!これは食べない食べない!」

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【8】
 マツダ「南緯33度、西経80度。アレハンドロ・セルカーク島―通称をロビンソンの島」
 アラタ「それがこの島の事ですか。私は南米にいるんですか

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【9】
 マツダ「あそこにうっすら見える島が、ロビンソンの住むセルカーク島だと仮定すると、この島はおそらく、この辺り。地図では?」
 アラタ「地図に…はないですね。ただの海です」
 マツダ「載せられない理由があるとしたら?それは罪を犯した囚人を囲っておくための島だからですよ。住民は共同生活を送りながら、ロビンソンの為に働く

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【10】
 マツダ「ここへ来る前からずっと頭の片隅にこびりついていた数字がありましてね。この島の場所なのかもしれない。南緯34度、西経83度。セルカーク島から少し離れた島。『3483』」
 アラタ「3483」
 マツダ「イ3483

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撮影者:佐藤淳一  ※この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。