head[舞台写真].png

0471.jpg

menu[あらすじ].png menu[上演記録].png menu[キャスト].png menu[背景設定].png

menu[舞台写真].png menu[稽古場風景].png menu[動画].png menu[通販].png

facebook.png

0363.jpg

【41】
野村「私も、子供の頃に読んだ事があって。懐かしくて」
藤丸「俺も、孫に贈ってやったんだ」
井上「いやいや、そこは何か言う前にまず、『若々しくて、60には見えないです』じゃないですか」
野村「…若々しくて、とても50には見えないです

0373.jpg

【42】
井上「あの時、無理にでも傍にいるべきだんたんだ」
神沢「井上、今更嘆くのはおやめなさい。何とか家を守らなきゃって事で頭がいっぱいで、幼い息子の事を」
井上「あの野郎、旦那様の行動を下調べ済みだったんだ」
神沢「井上、息子の話をさせて。息子の事を顧みる余裕なんてなかった」
井上「あと半歩、あと半歩前に出ておけば」
神沢「井上、うるせぇな

0380.jpg

【43】
藤丸「でも、発禁処分らしいぞ。卑猥で破廉恥な表現が、いや違う違う」
神沢「どういう事なの井上。…息子との思い出が発禁?ちょっと眩暈が

0389.jpg

【44】
立花「これと言って、問題があるようにも思えないんですけど。クマに家族を殺されたヘビが、復讐をしようとする。でもそのままでは勝てないから。クマが冬眠するのを待ってから、戦いを挑んだ」
嵯峨「待てば機会が訪れるみたいな話ですか。というか。変な話ですね

0400.jpg

【45】
双葉「あの人どういう人?全くの素人よね?急に作家になろうと?」
立花「20年くらい前、何かの作品を出版したような事は言ってました。家業が忙しかったとかで。どうういう関係かわからないですけど。あの中途採用の井上さんが恩がある人みたいで。その伝手で」
双葉「じゃあ、その仕事?を引退したかなにかで、時間ができたと。それで、書き写す時間があったと

0408.jpg

【46】
嵯峨「井上さん、死ぬつもりなんですか?」
立花「冗談だと思うんですけど。本当に死なれたら、私のせいみたい」
双葉「それはダメだ。…この世界が消滅するかもしれない」
立花「何言ってるんですか」
双葉「だから何でアナタ自覚ないの!?

0412.jpg

【47】
山部「声が大きい。今、連中は応接室にいる」
河瀬「何で出口を封鎖するの。熊と同じ空間にいたら危ないじゃない」
山部「一旦、熊の事は忘れてくれ」
野村「熊がでたの?この建物に?

0423.jpg

【48】
河瀬「思い通りの記事を書かせようななんて暴挙が許されるわけない」
山部「それ、言えるか?面と向かって天下の前で言えるか?」
河瀬「それぐらい言ってやりなさいよ。毅然と。じゃ、私が言ってやるわ」
山部「よし、頼めるか

0433.jpg

【49】
天下「さっきの男は」
平井「記者の方です。まだ新米みたいですけど」
天下「あれはアンタの、その」
平井「優しい人です。困ってる私に、色々と親身になってくれて」
天下「そうか。そういうやさしさを持った男がいいな

0440.jpg

【50】
平井「これよかったら、映画のチケットだそうです。『とびこみヤクザ』」
天下「残念な題名だな」
平井「はみ出し者のヤクザがひょんな事から囲碁の世界に飛び込んで、大陸に渡って、さすらいの対局を続け、時々大暴れするらしいです」
天下「何でもう映画にまでなってんだよ!おい!山部!どういう事だ!

prev.png

next.png

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10

撮影者:佐藤淳一  ※この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。