【51】 地蔵堂「この、並木さんが描いている、このキャラクターはどうでしょう」 並木「これはキャラクターというか、単なる落書きで」 豊川「これ、キャラクターというには結構リアルな人ですけど。ただブリーフ履いて、全身青いだけのオジさんよね。税金もはや関係ない」 高松「そうね。寧ろ税金をかけて、この人を救わないとならないわね」
【52】 長崎「俺達は存在しているだけで、存在こそが奇跡だっていうことですよ」 若葉「結局何が言いたいの」 染井「誰かに代わって欲しいんでしょ。もうやりたくないんでしょ」 長崎「そのキャラは、いない事が既にキャラクターになっているというか」 豊川「何この人、一休さんみたいな事言い出したけど」
【53】 若葉「壇上にはいないんですよね。いないというか、見えないと言うか」 大和田「想像してみろよ。司会が呼び込むわけだよ。一緒に勉強してくれる、『アオイロくん』でーす。…で、誰も出てこないの。だけど司会者はそこにあたかも『アオイロくん』かいるように進行していくの」 豊川「私が児童だったら吐くね。怖すぎて」
【54】 若葉「あとは、一億円のレプリカ」 荒井「ケース自体は探せば手に入るでしょう。中身のレプリカですよ」 高松「真弓さんところで印刷しちゃえば」 豊川「簡単に言わないでよ、紙幣の印刷がばれたら捕まるわよ」 高松「知ってたか」
【55】 長崎「一珠ちゃん。そのアニメって、どんな話なの」 千早「物語はまず、火事のシーンから。燃え盛る炎の中から赤ん坊を助け出す消防士。主人公姉弟の父親で、その活躍がニュースで流れる」 長崎「ZERO?ニュースZERO?」 高松「そう、ZERO」 千早「それはわからないけど」
【56】 千早「赤ん坊を助け出す消防士、母親は涙を流して感謝するけど、後日、消防署から多額の請求が行った事をニュースが報じる。公務員であったはずの父親は、民間企業の一消防士となり、生活が苦しくなっていた。怖くなった二人は、元の世界に戻してもらおうと、妖精を探しに公園へ向かう」 長崎「ピクシーを追い求める話ね。スペクタクル」 千早「まだ途中だけれども」
【57】 長崎「美味しいアゼルバイジャン料理の店があるから」 千早「ごめん、ピンとこないわ。鳥貴族でいいね?」
【58】 高松「最近、打ち合わせとか言わなくなったから心配してたんですよ」 堀之内「迷いがあったんだけど。ようやく、心置きなく前に進める。とりあえず三曲入ってる。この一曲目は新郎新婦入場の時に」 高松「入場のタイミングですね?メモしておかなきゃ。ええと。これって『エレクトリカル・パレード』?ディズニーランドの?」 堀之内「好きなんだ。一人でよく行くんだ」
【59】 高松「何ですか、これは」 堀之内「何って。『クイズ堀之内』だよ」 高松「え。そんな『御存知』みたく言われても」 堀之内「あ、ごめん、披露宴の余興でクイズ大会やりたいから」
【60】 若葉「いや、あの。お礼を言おうと思って。千登世小の事よ」 荒井「別に。お前の為じゃないけどな。アイツ、俺が税金教室に行く事なんてまだ知らない。もちろん、お前の事も」
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撮影者:佐藤淳一 ※この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。