劇団紹介

劇団概要

PROFILE
2000年6月に結成。明治大学演劇研究部にて6作品を執筆、うち数本を演出する主宰・竹田哲士を中心に、同部引退有志により発足。以後、ワークショップなど公演外活動を経てスタッフ・キャストを募り、同年11月、旗揚げ公演に至る。
演劇という表現手段の中から娯楽性を重視し、限りなく万人が共感できる『笑い』を探し出して提供できる喜劇の創造を目指す。 「喜劇=笑える悲劇」の理念の下、公演においては、存在しないようでいて確実に有る笑いの方法論から「シチュエーション」に着目し、理不尽な制約やルールに縛られた非現実的な状況下で翻弄される登場人物たちの、必死の抵抗と報われなさを描く事で笑いを生み出す。 時に物語性や情感を排除してまで、一つの笑いを生み出すために論理を積み重ねて導き出す手法は「ロジカル・コメディ」と称される劇団独特の作風となる。
名称

電動夏子安置システム

代表者

劇団主宰 竹田哲士

設立

2000年6月5日

所在地

〒156-0041  東京都世田谷区大原2-24-23 金子ビル2階

公式サイト

http://www.dna-system.com

メールアドレス

info@dna-system.com

主宰あいさつ

GREETING
劇団を結成して以来というもの、私の元へは数多くの質問が寄せられます。
中でも一番多く、即答に窮するのが、「Q.劇団名の由来は?」というもので、未だにこの由来を伝え切れていません。なるべく正確に思い出してみる事にします。2000年の春頃、私は大学内の稽古場で、じょん(当時は中川)と劇団名を考えていました。 事前に渡辺美弥子から「漢字がいい」という要望は受けておりまして、思いつくままに面白そうな響きの名前を言い合っていたんですが、なかなかまとまらず。当時、私は舞台セットを大仰に転換する芝居を好んで作っておりまして、役者を乗せたまま舞台を回転させるという舞台装置を使用しておりました。もちろん動力は人力です。古代ローマの奴隷のごとく屈強な男たちが手で押して舞台を回転させます。 「嗚呼、いつかはすべて電動で回る舞台にしたひ。其れこそ帝國劇場のやうな」 そんな思いもあり、漢字と言われ「電動」という単語が頭をかすめておりました。 その時、不意に稽古場に遠藤夏子が入ってきました。 おもむろに、じょんは一枚の紙にスラスラと文字を綴ったのです。
「電動夏子安置システム」
もう、「安置」とか「システム」とかがどこから出てきたのかはわかりませんし、 遠藤夏子って誰ですかとか、「遠藤」と「電動」のダジャレとか、 「安置」と「アンチ(anti)」がダブルミーニングになってるとか、 頭文字をとると「DNA-Systemだ」とか、だからどうしたって感じです。 ともかく、電動夏子誕生の瞬間です。ね?意味分からないでしょ? 結局、思い出したところで私もよくわかってない。つまりは、このラストの「おお、それだ」に至った高揚感あたりで正確さが失われ、細かく伝え切れず、また共感される事もなかろうと。
ゆえに最近では劇団名由来を聞かれると、「それは、へへへ…」と妙な笑顔で返す方法を覚えました。
そんな劇団名とともに、「ロジカル・コメディ」という趣の変わった劇団の作風が浸透し始めました。 作品の奇妙さが、ようやく名前の奇妙さに追いついたかのと思います。名は体をあらわしますね。 ちなみに覚えているところで挙げれば、劇団名候補の中に「ベルリン発」ってのがあったかと思います。
そうなっていたら、この劇団の歩みがどうなっていたかと思うと、また興味深いですね。 ちなみに、私の名前は、近所の神社の神主がつけたそうです。
だからどうだって言うんだ。
 

電動夏子安置システム 主宰

竹田哲士

 

最近の活動

HISTORY

 

2012年2月

グリーンフェスタ2012グランプリ受賞 第26回公演「君には頭がさがる」(シアターグリーンBASETHEATER)

2013年8月

シアター風姿花伝10周年プロジェクト「黄金のコメディフェスティバル参加」最優秀脚本賞受賞

2013年10月

シアターグリーン3劇場同時連動公演

2014年3月

TABACCHIプロデュース「40Minutes」 観客投票第1位を獲得

2015年10月

15周年記念事業の一環app.14「この中から3つ」(下北沢亭)

2016年4月

第33回公演「ブレッチリ―の啼かない鵞鳥たち」(駅前劇場)

2016年10月

第34回公演「ShowCage」(OFF・OFFシアター)

2017年3月

第35回公演「場違いの一日前」(RED/THEATER)

2017年8月

第36回公演「グランディ氏の穏やかな遺言」(駅前劇場)

2018年2月

第37回公演「3483」(駅前劇場)

2018年5月

第38回公演「殉情わりだす演算子」(RED/THEATER)

2018年11月

第39回公演「サンザル、月をとる。」(アトリエファンファーレ高円寺)

2019年5月

第40回公演「尾を咥えたり愚者の口」(駅前劇場)

2019年9月

池袋演劇祭大賞受賞 第41回公演「ベンジャミンの教室」(アトリエファンファーレ東池袋)

2020年2月

第42回公演「Simulacra」(RED/THEATER)

2020年11月

第43回公演「エントツ女王と煙たい町」(駅前劇場)

2021年9月

第44回公演「ベンジャミンの教室」池袋演劇祭大賞受賞公演(あうるすぽっと)

2022年3日

第45回公演「クリキンディの教室」(駅前劇場)