小舘 絵梨
月原 智絵
「愛情を注ぎたくても、それすらかなわない母親未満もいる」
▼保育士。かつてはとある産院で助産師をしていたが、その後、保育士として働く。働いていた保育所が閉園を余儀なくされたため、友人であった佳織の勧めで504号室に保育所を開設する事になる。
林 佳代
火神 早希
「怖い。この部屋怖い。何なの。何で皆、すぐ大きくなっちゃうの」
▼保育士。智絵の後輩でかつては同じ保育所で働いていた。智絵に強く誘われて、このマンションの保育所を共に運営する事になったが、保育所の名前はあまり気に入ってはないらしい。
小原 雄平
水本 翔太
「君が本当のお孫さんなら、あの5号室の女は誰だって話」
▼7号室の住人。最近入居してきたつかみどころのない男。言いにくい事をはっきりという為、他の住人から警戒されている。あまり自分の事を話したがらないが、離婚歴があるという噂。
新野アコヤ
木内 美彩江
「息子を!息子を返してぇぇぇ!アンタたちは悪魔よ!」
▼6号室の住人。入居者では一番の古株。かつては夫と大学生の息子がいたようだが、とある理由から現在は一人暮らしをしている。住人には親身に世話を焼いてくれるが、思い込みと決めつけが激しい。
中山 まりあ
金森 まゆみ
「そういう道を選んじゃったんだから。言い訳してる場合じゃない」
▼3号室の住人。幼い娘と2人暮らしをしている。シングルマザーとして子供を養う為に昼夜問わずに働きに出ている。その間、子供を預かってもらえる施設が見つからず、智絵の保育所にすがる事になる。
日向 翔梧
土屋 雄輝
「復讐の…つもりなんだな」
▼2号室の住人。日頃から住環境に敏感な日野や木内の言動をたしなめている。妻は入院しており、間もなく男児を出産予定である。智絵とは顔見知りの間柄である様子。
道井 良樹
日野 良司
「もう終わりだ!私が何をした!いや待て、まだ終わってない!」
▼1号室の住人。マンションの規約に口やかましいフロア役員。特に騒音などの住環境には常に神経をとがらせており、規約を守らない住人に改善を求める為には行き過ぎた行動に出る事もある。多汗症。
志賀 聖子
三輪 佳織(清水 佳織)
「それどころか、私、本当はこのマンションの住人じゃないの」
▼5号室の住人。他の住人達には、祖父の身の回りの世話をする為に帰ってきた孫娘だと思われている。実際はただの介護士。彼女がやってきて間もなく孔亮は息を引き取る。
馬上 亮(集団as if~)
土屋 不死鳥(三輪 孔亮)
「せめて、アンタの息子として、少しでも愛情を頂けませんか」
▼土屋の息子として生まれ変わりを遂げた孔亮の姿。意識や記憶は前世を引き継いでいるが、尋常ではないスピードで成長を遂げ老いていく運命にある。父親より「フェニックス」という名をつけられる。
三上 剛
三輪 孔亮
「私は死んだのか!そういう重要な事はもっと早く言えって!」
▼5号室に居住していた老人。5階フロアのすべてを所有しており、住民たちに貸し出している。身内は半れて暮らす孫娘の聖美しかいなかった。彼女が返ってきた日に倒れ、数日後に臨終を迎える。
犬井 のぞみ
三輪 聖美
「それは…知らなかったな。しまったな」
▼孔亮の孫娘。仕事で海外に滞在中。幼い頃に両親を失い、以来、孔亮に育てられた。ここ数年来は祖父とは離れて海外で暮らしていた。結婚をしたという話もあったが、その真偽は明らかではない。
女
「さあ。もう一度人生をやり直すんです。そして、お孫さんと出会う」
▼死後の世界で孔亮が出会った女。彼の願いを聞き届け、赤ん坊として転生させ、尚且つ、急激な成長を遂げるように仕向ける。目的やその存在意義は不明。孫娘の聖美に似ている。