【21】 堀之内「子ども達、皆、寄ってくるよ。今の子、生意気そうに見えて、結構純真だから。そういう無邪気さみると、温かい気持ちになるっていうか。だから気の持ち方だよ」 豊川「何て名前?」 堀之内「名前の話はもういいよ!」
【22】 荒井「俺、こいつ、好きじゃない」 堀之内「何だお前。やんのか」 荒井「甘んじるって言ったでしょ!」
【23】 堀之内「…糸織ちゃん、今のって…どういう意味かな?」 高松「意味なんか考えても仕方ないですよ。意味ないんで」
【24】 長崎「興味って言うか。アナタの人生のテーマって何ですか。テーマっていうか、わかりやすく言えば人生のウェーブっていうか。ウェーブっていうか、わかりやすく言えば人生のテーマっていうか」 千早「まあ、つつましくても、幸せな人生を送れればいいかなって漠然と」
【25】 長崎「年は三十七歳です」 千早「あれ?じゃあ、一コ下?それとも学年一緒?何だ。急に親近感」 長崎「でも、この37年はただの37年じゃなくて、俺がこの青い惑星と共に、あの煌めく恒星の軌道を37周した、その歴史の長さ」 千早「うん。だからそれを37年て言うのね」
【26】 千早「やっぱり、人間、お金があるとロケット飛ばしたいんですかね」 長崎「いずれ宇宙旅行会社を設立したいなって。その会社名考えてます」 千早「出身聞きたかったんだけど、あれだな。話がかみ合わないな」
【27】 千早「私、千早だよ!お前んちの隣の、家が半分燃えた千早だよ!」 長崎「千早って。あの千早。一珠ちゃん?…実家の隣…ひ。久ぶる」 千早「動揺して噛んでんじゃないよ。長崎穣示じゃん!そうだよね!昔から変なヤツだったけど、まさか近所の幼馴染が、ここまで仕上がってるとは思わなかった」
【28】 千早「子供の頃からの夢をかなえようとしてる。そこはブレてないんだ」 長崎「本当に飛ばせることになったら、格安で乗せてあげてもいいよ」 千早「上からだなおい。…あ。その。宇宙旅行会社か。こんなのどう?」
【29】 染井「小石川小学校の皆さん、おはようございまーす。私は、豊島事業会青年部の染井です。今日は一緒に税金の事を勉強する為に来ました」
【30】 染井「みんなと、楽しく税金のお話をするために、ゲストを呼んでいます。税金の大切さを皆さんに広く知ってもらう活動をしている、『タッくん』に登場してもらいましょう。タッくんどうぞ~!皆さん拍手~タッくんにも参加してもらいながら、税金のお話していきます」 千早「あの馬鹿」 若葉「もう中に誰が入っているかわかりますね」 並木「あれだけで誰かわかるって。もはやアイコン化ですよ」
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撮影者:佐藤淳一 ※この画像の著作権は団体並びに撮影者に帰属します。